2026年のRM 07-01 カラーセラミックス コレクションは、2021年に始まった色彩と造形美の探求が到達した頂点を体現するものです。歴代コレクションのスピリットを受け継ぎつつ、それぞれ世界限定50本の3種類の新作RM 07-01は、モダンな大胆さと伝統的な時計製造の技が生み出す唯一無二の対話を、ジェムセッティングの輝きによって見事に形にしています。
自社製のキャリバー CRMA2の真髄は、精巧なスケルトン仕上げの自動巻きムーブメントです。
- 時・分表示、可変慣性モーメントローター
- パワーリザーブ:約50時間(± 10%)
- サイズ:45.66 mm x 31.40 mm x 11.85 mm
地板では素材にマイクロブラスト加工とエレクトロプラズマ処理を施したグレード5チタンを使用したため、優れた剛性が得られるとともに、表面を完全に平らに仕上げることができました。これにより、輪列の極めてスムーズな動作を確保します。 またブリッジも、マイクロブラスト加工とエレクトロプラズマ処理を施したグレード5チタン製です。
スケルトン加工を施した地板とブリッジは、個々に徹底した検証テストを経て、最高の強度条件を満たしています。
グレーのPVD加工を施したレッドゴールド製ダイヤルは、ミクロン単位まで精密に仕上げられたカラーセラミックスのディテール、レーザーカットされたラバーの装飾パーツ、そしてホワイトゴールドのインサート内に緻密に収められたダイヤモンドセッティングのパーツで構成されています。
ギヨシェは、16世紀に起源を持つ装飾技法です。伝統に則り手回し旋盤で切り出された1本1本の線が、交差したり重なったりして、グラフィカルなモチーフを作り出します。この技術の専門職人は、その技術の達人とみなされるまでに何十年も訓練を積みます。
リシャール・ミルのクリエイティブ&開発ディレクターであるセシル・ゲナは、クラシックなスタイルの時計に見られるこの技術をリシャール・ミルの時計に取り入れ、ユニークでフレッシュなエネルギーを与えたいと考えました。RM 07-01 カラーセラミックスは、何世紀にもわたって受け継がれてきたこの技術を、既成概念にとらわれないリシャール・ミルならではの独創的な方法で表現しています。
可変慣性モーメントローター
この可変慣性モーメントローターは、ゼンマイの巻き戻しをユーザーの使用環境に合わせて設定できることから、キャリバーに搭載されました。 スプラインネジで固定することができる、2つのウェイトの調整により設定が変更されます。 2つのウェイトが互いに近づくとムーブメントの慣性が上がり、香箱はより速く巻き上がります。 ウェイトがローターの先端に位置すると慣性が下がり、香箱はゆっくりと巻き上がります。
ローターの技術仕様
・5Nレッドゴールド製で重量をもたせた外側の外周エッジとエッジリング
・重金属製のウェイト
・セラミックス製ボールベアリング
・セラミックス製ボールベアリングを使用した自動巻きシステムOneWay®
・両方向巻き上げ方式
ムーブメントの特徴
ムーブメント直径:29.90 mm × 22.00 mm
厚さ:4.92 mm
石数:25
テンプ:CuBe(ベリリウム銅)製、4アーム型、4個の調整ネジ、慣性モーメント 7.5 mg•cm2、リフトアングル 50º
振動数:28,800振動/時(4 Hz)
ヒゲゼンマイ:AK3
耐震装置:インカブロック 908.22.211.100(透明)
ガンギ車の受石:ルビフィックス(透明)
ケース
本コレクションは、ブラッシュピンク、ラベンダーピンク、そしてパウダーブルーの3色のセラミックスで展開されます。審美性を追求して選ばれたTZP(テトラゴナル・ジルコニア・ポリクリスタル)セラミックスは、厳格な性能基準も満たしています。その優れた安定性、色の鮮やかさ、そして高い耐久性によって、時を超えても変わらぬ輝きを生み出し続けることができるのです。
極めて硬度の高い素材を用いたベゼルにジェムセッティングを施すことは、本コレクションにおける大きな魅力のひとつです。ミトライヤージュという美的技法には、一切の誤差を許さない精度が求められます。そして、ゴールド製の爪とストーンは、熟練の職人による手作業で精緻に設置され、リシャール・ミルならではの卓越した職人技を受け継いでいます。
ポリッシュ仕上げが施されたホワイトゴールド製のミドルケースには、サテン仕上げのピラーが配置され、様々な宝石によって美しく輝きを放ちます。RM 07-01 ブラッシュピンク ではダイヤモンドに加え、イエローサファイアとブルーサファイアを、RM 07-01 パウダーブルー ではダイヤモンドにピンクサファイアとツァボライトを組み合わせています。一方で RM 07-01 ラベンダーピンク は、ダイヤモンドにオレンジサファイアとルビーを組み合わせ、躍動感あるハーモニーを生み出します。
純粋な美の主張を超えて、厳格な技術基準と現代的なビジョン、そして時計製造の伝統への深いリスペクトによって完成された調和の中に、揺るぎないクリエイティブな大胆さが鮮明に表れています。
仕上げ
・マイクロブラスト加工を施した面取り部分
・マイクロブラスト加工を施した切削部分
・マイクロブラスト加工を施したくり型面
・地板とブリッジにエレクトロプラズマ処理
・サテン仕上げの表面
・手作業によるポリッシュ仕上げが施された面取り部分
・手作業によるポリッシュ仕上げのくり形面
・艶出し加工を施した部分
・ダイヤモンドツールによる凹面面取り
・ダイヤモンドで研磨した角
・サーキュラー仕上げの表面
・ロジウムメッキ加工(歯をカットする前)
その他の特徴
この香箱は以下の長所を備えています:
・主ゼンマイの周期的な張り付き現象を大幅に減少させ、性能を高めます。
・パワーリザーブ、性能、均一性の理想的な比率を採用、主ゼンマイは優れた三角曲線を有しています。
この時計では、ムーブメント全体を通じて動力を伝達する主要機構である輪列に、特別な歯車歯形が採用されています。 リシャール・ミルの自社製キャリバーのために特別に開発された歯車は、20°の圧力角を採用しています。 この機構では、温度変化や通常の使用によって各歯車の軸間に生じうるズレが補正され、テンワへのトルク伝達効率を高めて、優れた計時特性をもたらします。
これにより、組み立ての際にネジの締め付けトルクを最適に制御することができます。 組み立てや分解時にほとんど影響を受けないため、理想的な経年変化が保証されています。